24型の大画面!省エネなデジタルフォトフレームの作り方
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子供たちの描いた絵。
日々の写真。
部屋に飾りたいものはとても多いです。
ですが、それらを全部額に入れて壁に飾るわけにはいかないです。
デジタルフォトフレームは売っていますが、小さい画面では見えません。
画用紙サイズでおっきくどど~んと飾りたいと思うわけです。
大型のデジタルフォトフレームを買おうかと調べましたが、スライドショーを流すだけしかできないのに、4万とか5万とかしました。
何かいい方法はないかと調べた末に、大型・安価・低消費電力、さらに多機能なフォトフレームを作る方法にたどりつきました。
<目次>
ディスプレイ
23.8型の安価なディスプレイを選びました。
フォトフレームとしてほぼ24時間電気つけっぱなしですので、消費電力の低さにもこだわりました。
実際に購入してから、消費電力を測定してみました。使用した機器はこれです。
輝度を最大にした時の消費電力は20Wでした。
これで24時間365日稼働させた場合の電気代を計算してみましょう。
私の契約している電力会社の季時別電灯(夏以外)の料金は以下のとおりです。
●デイタイム10~17時(7時間)約29円/kwh
●リビングタイム8~10時、17~22時(7時間)約23円/kwh
●ナイトタイム22~8時(10時間)約12円/kwh
これをもとに算出される年間の電気代は・・・約3500円
けっこうしますね。
ですが、輝度を最低まで下げたときの消費電力はなんと8Wでした。
これで算出される年間の電気代は約1400円です。
就寝中0~7時だけでも電源OFFにすれば、約1200円です。
月100円で大型のフォトフレームが楽しめます。
ちなみに、某24型デジタルフォトフレームは消費電力35Wと書かれていました。
輝度の調節はできるでしょうが、そもそもの消費電力が高いので、私の購入したディスプレイにはかなわないでしょう。
スティックパソコン
デジタルフォトフレームと違い、ディスプレイだけでは何もできませんので、画像を表示させるにはパソコンが必要。
デジタルフォトフレームに最適なパソコンがスティックパソコンです。
安価で消費電力が圧倒的に低いです。
2018年当時は約2万円で購入できました。
これは冷却ファンのついているタイプで、ファンを回すためにファンレスタイプより消費電力は増えます。
デジタルフォトフレームとしてほぼ24時間稼働させるので、消費電力が上がったとしてもファンはあったほうがいいと判断しました。
では注目の消費電力はといいますと・・・
起動時に最大8Wとなりましたが、スクリーンセーバーに移行すると表示はなんと0W!!
電力を測定したET30Dは5W未満を0と表示してしまうのですが、多く見積もって5Wだとしても、年間の消費電力は約875円。
素晴らしい省電力です。
ちなみに、ファンの音はけっこうします。
夜中に一人で作業しているときは無茶苦茶聞こえますし、日中子供の活動している環境でもちょっと気になります。
隣の寝室までは聞こえません。
接続
購入したディスプレイはスピーカーのない仕様で、入力端子はDVIとVGAだけです。
スティックパソコンはHDMI端子がついているのみですので、変換ケーブルの購入が必要でした。
2年以上問題なく使えております。
キーボード
[rakuten:biccamera:11354355:detail]
マウスがなくてもいいようにトラックパッド付のものにしました。
左上にクリックボタンがあるのが非常に便利です。
まるでゲームのリモコンのようにキーボードを把持して、右手の親指でポインタの操作、左手の親指でクリック操作ができます。
薄くて軽くてイイ感じです。
オススメです。
ただし、テンキーがないので、仕事向きではないですね。
スピーカー
フォトフレームとしてだけの使用なら音声は必要ないのですが、せっかくなのでYouTubeやAmazon Prime Videoも見たいなと思いまして、スピーカーも購入。
スティックパソコンのUSB端子を塞がないBluetoothのスピーカーが良かったのですが、少し値段が高くなりますし、安物は品質に不安があったので、下記の有線のUSBスピーカにしました。
側面の木目調が好きです。
コンパクトですが、音は十分に出ます。
残念ながら、音質は私にはよくわかりません。
壁掛け
上記のものを、以前DIYしたディアウォール棚に取り付けたのがコチラ。
壁掛け金具はコチラのものと、ほぼ同型のものを購入。
データの移動
既製品のデジタルフォトフレームに新しい画像を追加したい場合、SDカードやUSBメモリをデジタルフォトフレームから抜いて、パソコンに差し替えて、データをうつして、またフォトフレームに挿して・・・という手順が必要なのでしょうが、ディスプレイ+スティックパソコンの構成ではその手間はかかりません。
<手順>
すると、スマホでとった写真をクラウドに放り込むだけでスライドショーに写真が追加されます!
もちろん、写真を別のメインのパソコンに保存しているのであれば、そのデータを指定したフォルダにコピーするだけでOK。
これは非常に便利です。
つまり、遠くに住む祖父母の家にこのデジタルフォトフレームを設置して、遠隔で最新の子供の画像を追加することが可能なんです。
機械がが苦手な祖父母でもこれなら大丈夫。
すごくないですか?
まとめ
- ディスプレイ 14000円
- スティックパソコン 20000円
- HDMI-DVI変換ケーブル 900円
- USBワイヤレスキーボード 3500円
- 壁掛け金具 3000円
- USBスピーカー 2000円
合計 約41,400円
トータルでは既製品の24型デジタルフォトフレームと似たような値段になりましたが、スティックパソコンのおかげで自由度が非常に高いです。
前述のように写真データの移動もラクチンで、なおかつ壁掛けテレビとして動画も見れます。
フォトフレームとして24時間稼働していますので、Amazon Prime Videoなど起動時間ゼロですぐに見れます。
2021年であればより良い構成があるかもしれませんので、この記事を参考に構成してみてください。